『怒り』を観てみました〜
重い内容で疲れました。
引用:http://www.ikari-movie.com/
前々から気になっていた映画『怒り』を観ました。
冒頭から血まみれの床、浴室には無残な死体、血で書かれた「怒」という文字が映し出され、グロさで気持ち悪くなりました。
その殺人事件は未解決事件となり、犯人は整形をして逃亡しているかもしれないと、ニュース番組でモンタージュ写真が映し出されいて、すぐにあの事件を思い出しました。
リンゼイ・アン・ホーカーさん殺害事件の市橋達也を。。。
『怒り』は、吉田修一の小説で、執筆のきっかけとなったのがリンゼイ・アン・ホーカーさん殺害事件ということで、やっぱりそうだったんですね。
人間の欲望というのは、おぞましく、一度闇にハマると落ちるところまで落ちてしまう。
殺人、風俗嬢、借金、同性愛、レイプと、気が重くなるストーリーが続いていきましたが、
一筋の希望もあり、救われました。
人を信頼し過ぎて、疑うことを知らないのも恐いことなんだと映画を観て感じましたね。
困っている人に、安易な親切心の押し売りも恐いことなのかもしれないんだなと。
でもでも、やっぱり人を信じて生きていきたいです。
人を見下すことでしか生きてこれなかったこと、あんなになるまでの怒りの感情を持っているというのは、どんなことなのか理解することはできませんでした。
あのディーン・フジオカが監督・主演で、市橋達也の手記をもとに逃亡生活を題材とした映画『I am ICHIHASHI 逮捕されるまで』という映画があるそうです。
今度借りてみようと思います。
Praying for Time