『男はつらいよ』の日
1969年8月27日にシリーズ第1作が公開されたことを記念して
50代になり、年齢的なこともあるのでしょうか、昔は見なかった『男はつらいよ』をBSジャパンでよく放送しているので、録画して見るようになりました。
両親は、よく映画館に足を運んで、『男はつらいよ』を観に行っていましたが、自分が若い頃は、なんで映画館に行ってまで見たいのかななんて思っていました。
今の映画は、すぐにDVD化されて、家で見れますが、あの当時は、なかなかテレビでも放送しなかったし、映画館に行くしかなかったから仕方ないですけれど。。
娯楽もほとんどなかったですし。
自分が若い頃の『男はつらいよ』の知識は、
いつも妹を困らせている、出来の悪いお兄ちゃん。
すぐに、綺麗な女の人に惚れてしまって失恋ばかり。
気ままな旅まわり。
タコ社長が面白い。
笠智衆さんが和尚さん。
そんなような知識しかなかったですし、テレビで放送されても、ちゃんと見たことがなかったんです(汗)
引用:https://www.tora-san.jp/movie/18/
録っていた、第18作目の『男はつらいよ 寅次郎純情詩集』を見ましたが、余命幾ばくも無いマドンナを甲斐甲斐しく面倒をみる寅さん。どんなにか不安な気持ちを和らげてあげたことでしょう。
毎日顔をみせて、「よお、元気かい」と、優しく言ってもらえると、心細い気持ちがフワッと心安らぐことでしょう。
そんな人情が、今のこの世の中では希薄になっています。
亡くなったマドンナの娘さんが、東京から田舎のほうへ一人暮らしをしたのを心配して、顔を見に寄ってくれた寅さん。
なぜだかしらないですけど、ホロホロと涙が流れて、胸が熱くなりました。
葛飾にある『寅さん記念館』は、11月で開館20周年になるそうです。
記念館は渥美清さんが死去した翌年の1997年11月に柴又帝釈天の近くにオープンしました。
と、いうことは渥美清さんは亡くなられて21年になるんですね。
葛飾の寅さん記念館20周年 30代以下の来館増 「古い」から「新しい」に
引用:東京新聞
柴又駅前には、寅さんの銅像についで、さくらさんの銅像もできました。
一度、見に行ってみたいなと思っています。