ホアキン・フェニックスのお兄さんがあの人だったとは!! 今さながら知り映画ファンを返上しなければですよん
WOWOWを見たら、ちょうどアカデミー賞授賞式の様子を放送しており、ホアキン・フェニックスのスピーチに感動しちゃいました!!
韓国映画『パラサイト 半地下の家族』が作品賞・脚本賞・国際映画賞・監督賞を総なめで受賞している様子は圧巻で、同じアジア人として とても嬉しく、そして誇らしい気持ちになりました。
映画館で見ることができなかったホアキン・フェニックスの『ジョーカー』。
自分の中での”ジョーカー”の印象が、未だヒース・レジャーであり、そこを打ち破ることができなかったのです。
ヒース・レジャーが演じた狂気に満ちた”ジョーカー”。
それ以上のものが出せるのかという気持ちが大きかったのでしょう。
ヒース・レジャーは、この演技で第81回アカデミー賞助演男優賞を死後受賞することになりました。
人間とは愚かなもので、ホアキン・フェニックスの”ジョーカー”はアカデミー賞主演男優賞を受賞し、そして、スピーチが素晴らしかったことにより、『ジョーカー』を早く観てみたい気持ちにかられています。
【全文訳】アカデミー賞2020ホアキン・フェニックスの痛烈な主演男優賞受賞スピーチ
スピーチの中から、
ジェンダーの不均衡、人種差別やクィア・ライツ、先住民の権利やアニマル・ライツ、それらはすべて不正義に対する戦いなんだ。
僕たちはあるひとつの国(国民国家)、ひとつの国民(集団)、ひとつの人種、ひとつのジェンダー、もしくはひとつの種がその他を支配し、コントロールし、利用し、搾取することに対して罪に問われることは無いという思い込みと戦うことについて話しているんだ。僕らは牛を人工的に交配させ、その牛が仔牛を産んだら、母牛が怒りのあまり泣き叫んでいるのは明らかなのにも拘わらず、当たり前の権利でもあるかのようにその仔牛を奪い去り、本来その仔牛のためにあるはずの母牛の乳を取り上げ、自分たちのコーヒーやシリアルに入れているんだ。
ホアキン・フェニックスのスピーチを聞いているうちに、胸が熱くなり、いつの間にか画面に向かって拍手を送っている自分がいました。
最後に、兄の歌詞を披露し、その歌詞がいい言葉でした。。。
「愛をもって救済へ向かえ。そうすれば平和がその後を追うだろう」
その兄というのが・・・
ホアキン・フェニックスのお兄さんというのが・・・
あのリヴァー・フェニックスだったとは・・・
知らないとは恐ろしいもので、リヴァー・フェニックスが大好きだった者としてはホントお恥ずかしい話ですけど、23歳という若さでこの世を去ったわけで、弟がいたことも知らず、さらに弟が俳優だったなんて全く知りませんでしたよぉ〜
「リヴァーとホアキンは全然似ていないですしね」と、言い訳がましいことを言っておりますが。
いやはや、驚きましたねぇ〜
ホアキン・フェニックスとリヴァー・フェニックスが兄弟だったなんて。
両親がヒッピー運動に参加していた流れから宗教団体「神の子供たち」(現在のファミリー・インターナショナル)の活動家だったことで、幼少の頃は南アメリカの各地を転々とする生活を送っていたそうです。
リヴァー・フェニックスは、ジョニー・デップが経営しているナイトクラブ「ザ・ヴァイパー・ルーム」の入口付近で、ヘロインとコカインの過剰摂取が原因で倒れ、心不全により1993年10月31日に亡くなりました。
『モスキート・コースト』でハリソン・フォードの息子役を演じたリヴァー・フェニックス。
本当の親子のようでピッタリとマッチしていたのが印象的です。
フェニックスという名は、灰から甦る不死鳥のようにとの意味を込め、ボトムという名から改めたそうです。
弟ホアキンがアカデミー賞主演男優賞を受賞し、スピーチでリヴァーの歌詞を読み上げてくれて、フェニックスという名に込められた不死鳥のようにまた蘇ったわけです。
リヴァーと仲の良かったキアヌ・リーブスの姿も客席に見られ、ホアキンの受賞を喜んでいるように見えました。
兎にも角にも、ホアキン・フェニックス、アカデミー賞主演男優賞受賞おめでとうございます?