緒形拳さんの企画展が開催されている横浜市歴史博物館に行ってきました!!

行ってすぐに緒形拳さんの解説があるということで会場に行ってみたら、Twitterでコメント頂いた東海大学教授の馬場弘臣さんの講義を聞くことが出来ました!!

ホント、ラッキーでした!
受付を済ませたすぐ後に、受付の方が「緒形拳展の解説が始まるので、会場に行かれますか?」と言って下さり、ちょうどのタイミングで解説を聞くことが出来たのです!!

ホント、ラッキーでした!
解説を聞いてから企画展を見ると、「なるほど!」と分かりやすく、緒形拳さんの人跡がスッと入ってくる感じがしました。

その解説をして下さったのが、東海大学教授の馬場弘臣さん。
ブログで『俳優 緒形拳とその時代 ―戦後大衆文化史の軌跡―』のことを書いてTwitterにアップしたときに馬場弘臣先生から「ぜひお越し下さい」とコメントを頂いたので、「わお! あの先生のお話が聞けるなんて」と、ラッキー感が最高潮に達しちゃったんですね〜

いやいや、ホント嬉しかったです!

馬場弘臣先生の緒形拳さん愛が、ヒシヒシと伝わってきましたねえ。
緒形拳さんのことを詳しすぎるくらいに詳しい。


緒形拳さんは新国劇の出身だったんですね……
『王将』の辰巳柳太郎さんに憧れて、この世界に入ったそうです。
新国劇の世界に入るのはなかなか難しかったそうですが、『王将』の劇作家を担当した北条秀司さんの娘の美智留さんと緒形拳さんのお兄さんが同じ劇団という縁から入れたそうなんですね。

こういうエピソードは、企画展に来ないと知り得ない知識でした。

緒形拳さん主演の1965年に放送されたNHK大河ドラマ『太閤記』の冒頭シーンで新幹線を走らせるなど、大胆かつ斬新な試みで注目を集めたそうです。

『源義経』での弁慶立ち往生のシーンが印象があると馬場先生はお話されていて、YouTubeで見てみたら、壮絶なシーンが流れてきて、こんな凄い演技が出来る俳優さんは現在はいないんじゃないだろうかと。


『俳優 緒形拳とその時代 ―戦後大衆文化史の軌跡―』企画展を見て、一番に感じたのは、

こんな役者さんは後にも先にも、もう出て来ないだろうな

緒形拳さんは、やっぱりやっぱり、気迫に満ちた凄い役者さん

新国劇の島田正吾さんが演じた一人芝居『白野』を受け継ぎ、2006年に演じていたというのも初めて知りました。

自分の中での緒形拳さんは映画とテレビという印象が強かったので、新国劇の出身であり、一人芝居を演じていたというのがとても新鮮に映りました。
『白野』を見てみたかったなあ。

ドキュメンタリー『日本海大紀行』では、北朝鮮に行ったというエピソードもお聞きしました。

書や絵もお上手だった緒形拳さん。
独特な字をお書きになっていて、引き込まれてしまいそうな不思議なパワーを感じました。

まさに、その通りでしょう。
馬場先生がまとめて下さったレジュメに書いてありました!!

歴史館のほうも見応えがあって、時間が足りませんでした。。。トホホ

横浜市歴史博物館

開館時間:9:00~16:30(券売は16:00まで)
休館日:月曜日(11月23日を除く)、11月24日
観覧料:一般:500円(企画展)・700円(企画展・常設展共通)
高校生・大学生:300円(企画展)・400円(企画展・常設展共通)
小学生・中学生・横浜市内在住65歳以上:100円(企画展)・150円(企画展・常設展共通)

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