『時をかける少女』に出演していた女優が時をかけたら…

岡寛恵さんを初めて知りました。『時をかける少女』原田知世の妹役をされていたのですね。

”あの人は今”的な番組の『爆報!THE フライデー』。金曜日、TBSで放送中。
芸能界・スポーツ界で活躍した有名人の今を取材して、成功していた人たちの波乱万丈な人生を送っていたことを垣間見ることができるので、毎週予約にして見ています。

先週(8月11日)は、岡寛恵さんの波乱万丈な人生を紹介していました。

女優活動が波にのってきた19歳の時、仕事を終えて車で移動中、交差点を曲がる際に対向車の信号無視により衝突され、後部座席に乗っていた岡寛恵さんは、顔面に20か所以上ガラス片が刺さって重傷を負いました。
手術を終えて、鏡を見たら フランケンシュタインのように傷がいっぱいで女優としては終わったと思ったそうです。
突然の芸能界引退の謎は、その大事故による大怪我が原因だったようです。
辛い日々を乗り越え、5回の形成手術を受けて、顔の傷跡もきれいになった今、どうしても会いたい人物は大林宣彦監督でした。

大林宣彦監督は、肺ガン第4期余命三ヶ月と診断され、末期の肺ガンの宣告をされました。
しかし、大林監督は驚くべき言葉を口にする「嬉しかったよ。その時。」一体どういうことなのか…
「僕たち表現者にとってねマイナスなものは何もないんです。そこにあるもの全部を活かして、自分の表現に繋いでいくことが、これが表現者の使命というのかな。生きているってことは傷を負うんです。傷を財産とすることで、人は自分になるんですね。

なにをどうやったら、そのような素晴らしい言葉が発せられるのでしょう…
大林監督、素晴らしすぎます。

余命宣告後、入院せず撮影へ。
薬剤治療をしながら死ぬ気で撮影に挑んだ。すると、色んな奇跡がおきて、薬が奇跡的に効いたりして、今は余命未定になったそうです。

気の持ちようで、奇跡はおこるのですね!!

  

岡寛恵さんは、大林監督から「表現できる人になりなさい」といわれた言葉を忘れることなく、声で表現できる”声優の世界”に飛び込んでいました。

声優のお仕事はどんなのをやっているのかなと見ていたら、チョ~有名な役を演じていたのには驚いて鳥肌が立ってしまいました。

バイオハザードの主人公アリス(ミラ・ジョヴォヴィッチ)です!!
他に、シャーリーズ・セロン、ケイト・ウィンスレットと有名な女優さんたちでした。
年間100本以上仕事をする超売れっ子になりました。

お二人が最後に「ありがとう」と言いながら抱き合う姿を見ていたら、心の底が温かくなり、自分の人生を勝ち取って良かったですねという気持ちがあふれました。