映画『羅生門』を初めてしっかりと見てみました…
マヤ暦の結果で自分と全部同じ有名人が黒澤明監督だったので氣になっていたんですよね…
映画『キャッツ』を録ろうとWOWOWの番組表を見ていたら、『羅生門』の文字が現れたのです。
わあああ、驚いた!
『羅生門』のことが、氣になっていたから。。。
マット・デイモンが『羅生門』のことを取り憑かれたように話をしていたという記事を読んだこともありで。。。
とても氣になっていた『羅生門』。
ちゃんと、しっかりと、見た覚えのない『羅生門』。
どこか怖いイメージがあった『羅生門』。
マヤ暦の結果で、太陽の紋章が黄色い種で、ウェブスペルも黄色い種。
銀河の音が1。kin144。が、自分と全部同じ黒澤明監督の『羅生門』。
映画を見てみて、最初の感想は、「人間って、一体なに? 人間って、嫌な生き物だな…」でした。
志村喬さん、千秋実さんの若い頃のお姿に、まず感動!
三船敏郎さんの演技に取り憑かれそうになっていた自分もいました。
大声でワッハッハと笑い、欲望のままに生きている人間。
いや、なにかに取り憑かれているようにも見えたんだよな…
一瞬、『ツイン・ピークス』のボブに見えてきちゃったんですよね。
そして、京マチ子さんがローラ・パーマーに見えちゃって。
マット・デイモンが熱く語っていた『羅生門』の、一つの行為が三つの視点で語られることが、どういうことなのかが映画を見て分かったのです。
多襄丸(三船敏郎さん)、金沢武弘(森雅之さん)、真砂(京マチ子さん)の言い分が、三者三様に食い違っている。
皆んな、嘘をついているのではないかと。。。
でも最後には、杣売り(志村喬さん)が隠れてその場面を見ていたので、真意は分かったんですけど、杣売りも嘘をついていたことになる訳で。。。
この流れを見ていて思ったのは、自分の都合の良いほうに見えていた世界を語っているんだなって。
この世はバーチャルな世界。
その人が見ている世界で、この世は出来ている…
見る人が、この世界を作っている…
その物(バーチャルな世界)を描いているように見えたのです。
1950年作品の『羅生門』で。
その人が見ている世界なので、何が真で、何が嘘かは分からない。
その人が、起きている物事を、どのように感じているのかでも、現実で起こっていることは変わってくるから。
いやいや、奥が深い。
多襄丸に口唇を奪われた真砂が、一瞬うっとりして、多襄丸の背中に手を回した場面があって、女性にも欲情があり、真砂はそういう女性であると描いていたように見えたのです。
そうでなければ、このような話の展開にならないでしょうしね。
人間って、自分勝手で醜い生き物だなって…
欲求で出来ているんだなって…
最後の場面で、羅生門に赤ん坊の鳴き声が聞こえ、捨て子だと分かり、杣売り(志村喬さん)が6人子どもがいるから、1人増えても氣にならないと赤ん坊を引き取る事となり、旅法師(千秋実さん)は、杣売りも嘘をついていて何も信じられなくなり、人間不信となっていて落ち込んでいたけれども、また人間を信じてみようと希望を見出すというところで終わったのも余韻を残して、人間、いいところもあるんだよと光を見い出すことが出来、後味は悪くなくて良かったです。
『羅生門』を、しっかりと、ちゃんと見れて良かった!!
阿部幸製菓の『かきたね 柚子胡椒風味』、ピリッとパンチが効いていて美味しかったで〜す (^o^)
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“映画『羅生門』を初めてしっかりと見てみました…”へ2件のコメント
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羅生門は高校生の時に観て、それ以来しばらく、名画座を探して黒澤明ばかり見続けていました。衝撃的でしたね。映画にのめりこんだキッカケです。
コメントを有り難うございますm(_ _)m
高校生の時に羅生門を見たら、どんなだったかなと想像してみました。。。
今のように理解できなかったと思うので、なかなか導かれなかったのでしょうね…
映画にのめりこんだキッカケとなったとは、臺灣貓老公さんはスゴい感性をお持ちで羨ましいです!!