神奈川県立歴史博物館に行ったら、不思議な出会いもありました(*^^*)
11月3日(文化の日)ということで歴史博物館は無料開館でした!!
前日にうけた講義『富士山 宝永の「砂降り」』のお話をしてくださった神奈川歴史博物館学芸部専門員の古宮雅明さんから、
「明日の文化の日は歴史博物館が無料で見れますの、よかったら皆さん来て下さいね」という
ことをお聞きしていたこともあり、
”無料”という言葉に惹かれちゃいまして、行ってきた訳なんです。
行く前にちょっと調べてみましたら、
『11月3日(土)「文化の日」は無料開館日~普段見られない屋上ドームの中も一挙大公開~』の文字が目に飛び込んできました。
「わあ! 無料なうえに、普段見れない屋上ドームの中も見れるんだぁ〜」
こんなお得なことはありません。
これは行くっきゃないでしょうと1人で行ってきましたよん。
歴史博物館に着いてすぐ、昨日お世話になった古宮雅明さんの姿を発見。
声をかけたら、「よく来てくれました!」と。
そして、昨日紹介されていた『富士山大噴火』の本が売っている場所に案内してくださいました。
そこまでしてくださると、買うしかないでしょうということで、本を購入。
またじっくりと読んで、宝永4年におきた富士山大噴火の被害のことなどを勉強いたします。
わからないまま、人の流れのまま、屋上ドーム見学の列に並んでいました。
係の人の指示で、一度 列が崩れ、前後に並んでいた人が変わったのが、なにかの時空のゆがみになったのか、前に並んでいた御婦人から「こちらは初めてですか?」と声をかけられました。
「初めてです」とともに、来た経緯や、どこから来たかなどなどのお話が続き、その方は何回も来たことがあって、歴史博物館での講習のお勉強もしている方だったんです。
学芸員さんたちとも顔見知りな様子で、歴史のお勉強もしているのでなんでも詳しくて、ガイドさんのようでした。
屋上ドームの説明や、この博物館は元々はなにであったかなど色々と説明していただきました。
ドーム見学の後も、一緒に館内をまわってくれて、その上、ガイドもしてくださったんです。
「こんなことがあるんだな。。。」
屋上ドーム見学の列が崩れなかったら、この方とは知り合わなかったわけだしな。
歴史に詳しい方なので、色々と問題を出されたりもしましたけど、分からないことだらけ、頭の体操になりました。
チコちゃんじゃないですけど「ボーッと生きてんじゃねーよ!」と言われてしまいそうでした。
何回か、「決して怪しいものではないからね」と、笑いを取りながら、パワー全開で、博学であり、こんな素晴らしい女性もいるんだなと感心した次第です。
縄文時代のコーナーで勾玉が展示してあったら、自分も勾玉を作って、気に入った石と自分の抜けた歯でネックレスを作ったと、見せてくれたり。
午前中は、薬草の会のウォーキングで舞岡公園に行っていたそうですし。
色々な葉っぱを見せてくれました。
卓球では国際大会に出たほどの腕前で、高校の部活を見ているそうですし。
なんともアクティブ。
日本郵船歴史博物館でも色々な講演会があるから調べてみるといいよと教えてくれたり。
その日本郵船に志が高い若者がいるお話も。
「まず、本物を見て下さい。本物を見てから語ると、見ていないときよりも熱く語れるものです」
「感動とは、感じて動くということで、感動したものを感じとって、自分が動いて、今までの自分と変わっていること」と、語っていたとのこと。
また、30前の若い人が言っている言葉とは思えませんでした。
その御婦人も、この若者は大物になるでしょうと。
別れ際、なにやらAIが作ったという小さな可愛いセーターを何色かあるうちから1つ選んでいいよということで、赤のセーターをいただきました!!
「情熱の赤だねっ」なんて言われちゃいました〜
握手をしてくれた時、なんだか分からないんですけど、
胸が熱くなり、うっすら涙が。。。
御婦人も目がうるる。
「歴史博物館でまたお会いしましょう」と、さりげなく言って去っていきました。
なんとも不思議なご縁でした。
歴史博物館の展示物も説明つきでよく分かりましたし、人生においても「ボーッと生きてんじゃねーよ!」と一喝されたようで、お会いできて有り難かったです。