映画『ふたりの女王 メアリーとエリザベス』を見てきました?
やっと映画の話ができますけど。。。トホホ
映画『ふたりの女王 メアリーとエリザベス』。
スコットランド女王メアリー・スチュアートとイングランドの女王エリザベス1世の波乱に満ちた人生を描くストーリー。
『レディ・バード』、『ラブリーボーン』に出演していたシアーシャ・ローナンがメアリーを、『スーサイド・スクワッド』に出演していたマーゴット・ロビーがエリザベスを演じました。
海外ドラマ『REIGN/クイーン・メアリー』をずっと見続けた、そして、見届けたものとして、また違ったメアリーが見れるのかと、とても楽しみにしていた作品なのです。
見終わって一言。
シアーシャ・ローナン、ブラボーです!!
怒りをあらわにするときの顔が見事すぎます。
鼻がピクピクと…
あのような表情ができるなんて、メアリーが乗り移ったかと思うほどでした。
それもそのはずというか、シアーシャ・ローナンは今24歳なんですが、なんと6年前の18歳でメアリーを演じると決め、撮影に入るまでの5年間を準備に費やしたというのです。
この話を聞いたとき、なんでそこまでの思い入れがあるのかを聞いてみたい衝動に駆られました。
シアーシャ・ローナンのプロフィールを見てみると、アイルランド出身の両親に育てられ、3歳からアイルランド・ダブリンで住んでいたこともあるのかななんて勝手に思っちゃいましたが。
シアーシャ・ローナンの名前、シアーシャ(Saoirse)はアイルランド・ゲール語で「自由」という意味だそうです。
スコットランド女王メアリー・スチュアートは、生まれたときから女王という重い任務を背負わされ、フランスへと渡り、フランス王太子フランソワとの結婚や、スコットランドに戻ってからも宗教改革によりジョン・ノックスに苦しめられたり。
その上、エリザベスとの王位継承での戦いと、生まれてからというもの「自由」というものがなかったのではないでしょうか。
王族、皇族に生まれた宿命。
兄弟、家族も信じられない状態。
いつ、暗殺されるか分からない。
大変な時代に生き抜いた女性です。
女性が統治者ということで、メアリーも いろいろと泣かされました。
いつの時代でも女性は弱い立場であり女性であるだけで差別されます。
まさしく、男尊女卑。
私も今、この瞬間でもそう感じています。
「そんなに、男性は偉いんですか?」と。
それにしても、シアーシャ・ローナンの透き通るような肌、目、容姿。
戦いに挑むときは燐と力強く。
これからの活躍が楽しみです。
映画を見ていて、驚いて、「ハッ」と声が出てしまったのが、
海外ドラマ『ダウントン・アビー』のジョン・ベイツ役ブレンダン・コイルが出演していたので。
メアリーと再婚したダーンリー卿の父親レノックス伯役を演じていました。
ブレンダン・コイルも父親がアイルランドで母親がスコットランドの出身だそうです。
メアリーがスコットランドに漂流してから、すぐに映った場所がホリールード宮殿でした。
内部が映った時は鳥肌がたち、涙が流れそうになっていました。
はぁ、スコットランドに行った時、中に入れなかったんだよな…
なんでなのか、どうしてなのか、スコットランド、スコットランド女王メアリー・スチュアートに惹かれてしまうのです。