まけきらい稲荷
『まけきらい稲荷』という王地山平左衛門稲荷神社に行ってきた。
赤い鳥居がトンネルのように続く長い石段に登って行くと、きつねさんの狛犬がいて、米俵を持った可愛いきつねさんがお出向してくれました。
百度石というのを初めて見ましたが、石の表面の色が変わっているのは、お百度参りされている人がいるんだなということが分かりました。
篠山藩主青山忠裕公が老中であった約170年前の文政年間の頃、毎年春と夏に、江戸両国の回向院広場で、将軍上覧の大相撲が催されていた。ところが、いつも篠山藩のお抱え力士たちは負けてばかりであった。
ある年の春場所のこと、篠山から来たという王地山平左衛門ら8名の力士と行司1名、頭取1名の 一行10名が現れ、土俵に上がると連戦連勝してしまった。
負けきらいのお殿様は大変喜んで、その者達に 褒美をやろうとされたが、どこにもいない。
後で調べてみると、なんと全員が領内のお稲荷さんの名前だった。
そこで、それぞれに、幟や絵馬などを奉納して感謝したという。
パワースポットというのに あまり興味がなかったが、こちらの神社の空気が何か外界の空気と違う
”ピーン”と張りつめた感じがして、パワーがみなぎっているのを凡人の私でも感じとれたので、
まさしく、紛れもないパワースポットなのではないかと思った。
いまは、招福除災・商売繁盛勝利守護、それに合格成就の神として広く信仰されているようです。
『まけきらい稲荷』というだけあって、勝負事にはすごくご利益がありそうな気がします。