吉田潮さんのコラムで『やすらぎの刻〜道・ロス』と書いているのを読んで頷いている自分がいました…
吉田潮さんのTwitterには『スカーレット・ロス』でもあると書いてあり、全く同じで嬉しくなりました〜
また新たなドラマが始まるのも 今度のはどんなのかなとワクワクドキドキするものですが、その感情とは裏腹に、毎日楽しみにしていた前のドラマがもう放送されないんだなと吉田潮さんと同じ『◯◯ロス』を発症してしまうのです。
吉田潮さんのコラムに、『やすらぎの刻〜道』のことを、「さして話題にもならず、周囲で見ている人もほとんどおらず、どの媒体で原稿に書いてもイマイチ反応が薄かった。」と書いてありました。
自分的には、シナリオライターの菊村栄(石坂浩二)が執筆した戦前からの物語『道』には何度も泣き感動させていただきました。
最後に、道に迷った根来公平(橋爪功)と妻しの(風吹ジュン)に、「早く、こっちに来い」と、亡くなった公平の兄三平(風間晋之介)と従兄弟の鉄兵(平山浩行)がトンネルの向こうで語りかける場面には号泣してしまうほど。。。
「ずっと、みんなのことを見てきていた。よく頑張ったな…」
「モノばかりあふれて、家族はバラバラじゃないか…」
「早く、こっちに来い」
戦前、戦時中、戦後を通しての物語は、人々の生活、日本というものの中で どのような価値観をもち変貌を遂げてきたかをまざまざと見せつけられ、もう一度立ち止まって考えさせていただけた倉本聰先生のいっぱい想いが詰まった作品だったのではないかと勝手に思っていますが。
戦前、戦時中を乗り越えた方たちのお陰で、今の私たちがいることを再確認させていただきました。
バブルがはじけ、資金繰りに悩む次男の龍(駿河太郎)。
その時々を、自分と重ね合わせて物語をみることができ、そういう時代もあったなと。。。
いつから、ちょっとづつ日本はズレ始めてしまったのでしょうか??
そしてまた、東日本大震災が起こり、津波により孫を失う根来公平(橋爪功)。
日本で起きた戦争、震災を盛り込んでの物語は、私の中ではとても大きく、涙が流れない日がないほど深く心に刻まれました。
特に、根来公平(橋爪功)の孫 翔(菅谷哲也)が、どんどんと成長していく姿に目が話せませんでした。
いつからでも人間は生まれ変われて、人のことを思いやる気持ちを持ち、人が嫌がることでもやり遂げる…
お天道様は見ていてくれるものなのだなと。
農地拡大に躍起し拡大しずぎて資金繰りに困った四男の圭(山村憲之介)。
借金の抵当として家を取り上げられた根来公平(橋爪功)。
「自分たちが食べられる分だけを作ればいいのよ、農家は。。。」
90代を演じた橋爪功さんと風吹ジュンさん、お見事でした!!!
”原風景”とは。。。
泣きながら、幼き日のことを蘇らせていただけた有り難い言葉。
セリフの一言、一言が胸に突き刺さるものでした。
倉本聰先生、1年間ありがとうございました。
まさしく、『やすらぎの刻〜道・ロス』。
『やすらぎの郷』の次回作を期待したいところです。
吉田潮さんと同じく『スカーレット・ロス』でもあり、当分の間はロス状態で「あ〜〜あ」と、ため息を漏らしていそうですけどね。。。
『やすらぎの刻〜道』、『スカーレット』とも、見させていただき、いっぱい、いっぱい涙を流しましたぁ〜
ありがとう!
ありがとう!
感謝いたします?