吉田類さんの『私の東京物語』全10話楽しく読ませて頂きました!終わっちゃって悲しいですよん…
毎朝楽しみだった吉田類さんのお話!! 昨日で終わってしまったんで楽しみが無くなっちゃったではないですかっ…
全10話、楽しく読ませて頂きました!!
さすがに酒場詩人という肩書きなので、酒場のお店もよく出てきました。
画家からイラストレーターに転身し、俳句にも目覚めていった吉田類さん。
新宿ゴールデン街にもよく飲みに行ったそうです。
江東区の東陽町に住んでいたときは門前仲町の『和一』という立ち飲み屋さんでしょっちゅう飲んでいたそうなんですね。
おいしいマグロを食べさせてくれるいいお店だったですって。
そういえば、『酒場放浪記』でも、門前仲町にはよく来ていたなんて話をしていましたっけ。
昨年惜しまれつつ閉店した木場の老舗酒場『河本』。名物女将の眞寿美さんが作るホッピーが評判だった店は、ノラネコの駆け込み寺でもあったそうです。
吉田類さんも無類の猫好きで有名!
愛猫【からしくん】のお話も出てきました!
門前仲町の親水公園で自転車を引いていたら、前方に茶色い物があり、それは なんと子猫ちゃんで、ひょいとポケットに入れて帰ったのが出会いだったそうです。
どこに行くにも一緒で、登山や飲み屋にも連れて行ったエピソードはよく耳にします。
17年間を共に過ごした【からしくん】。
看取った後、一緒に過ごした家には思い出も多く辛いので砧公園の近くに引っ越し、『七人の侍』の名優たちが訪れた居酒屋と巡り合います。でも『七人の侍』の名優の中で唯一訪れていなかったのは、なんと、あの三船敏郎さんだったそうです。
吉田類さんは高尾山によく登られています。
このことは講演会でも話をしていましたが、沢山お酒を飲んでもお酒が残らず健康でいられる秘訣は、日頃から体を動かし、高尾山に登っているからだ言っていました。
全くおっしゃる通りで、お酒だけを飲んでいると不健康になっていくばかりですものね。
山登り、いいじゃあないですか〜
自然の中で飲むお酒もまた格別じゃないでしょうかね。
最終話に書かれていたことがまた実に良かったんですよね。
類さんの哲学を聞かせて頂いた感じが致しました。
「新型コロナ感染への過剰な反応は、人間の闇の部分が露呈してしまうような状況を作ってしまった。僕は、そんなのとは真逆の生き方を見つけたい。混沌とした社会だからこそ、思いっきり他人を思いやる、人との違いを認め合う、そういう人間のあり方があってもいいんじゃないかと思うんですよ。」
「適度な間合いでお酒の縁を結んで、互いの良さや違いを認め合えればいい。そう呼びかけたいですね。」
良いことを言ってくれるじゃないですか。
この言葉に類さんのお人柄が凝縮しているように感じられました。
素敵な言葉で締めくくってくれた吉田類さん、有り難うございました。
全10話、とても楽しかったです!!
今日は11月11日!!
自分的に縁起が良いような、そんな氣がする日。
午前中の11時11分が見れたし、午後も1時11分が見れて、最高にハッピー!!