看護師である”宮子あずささん”の『本音のコラム』に共感
「『日本をリセット』は実際にある問題をなかったことに見せるごまかしにすぎない」に共感しました
私はこの国で、あれこれなりゆきやしがらみをひきうけながら生きている。
勝手にリセットするなと思う。私は精神科で働き始めて間もなく聞いた、ある同僚の言葉を思い出す。
人生をやり直したいと泣きじゃくる若い女性に、同僚はこのように言葉をかけた。
「人生をやり直すのは無理。仕切り直しはできるのよ。なんとかなるから大丈夫」
うまいいい方だなあ、と思った。そしてやさしい言葉だな、とも。
宮子さんの同僚は、いいことを言うなと思いました。
リセットして、何もかにもなかったことにしてやり直すのは無理だけど、仕切り直しはできると。。
私たちが今抱えている問題は、どんなに嫌でもやはり自分の人生の一部である。
全部を無にはできないが、抱え方、向き方を変えることはできる。こうした思索の所作を身につけることが、私たちを真にたくましくすると思う。リセット願望は誰の頭にもあって、ふととりつかれる。だが、この世にはそうそううまい話はないのである。甘い言葉にだまされるのは、もうよそう。
その通りだと共感致しました。
うまいことを言われて、なんにもなかったことにされて、いつもそうやってだまされているような気がします。
時は流れているので、そう簡単にリセットはできない。
今まであったことにも向き合わなければいけないのだ。
なんでもかんでも、今まであったことに本気で向き合わず、目新しいことに飛びつくのもどういうことかと思う。
自分のことばかりを考えていて、国民のことなんか考えていないように思えるし。
”宮子あずささん”の本音コラムを読んで、勇気がわきました!
ありがとうございました。